レッドクリフ 諸葛孔明は本当に六壬や奇門遁甲を使ったのか?
http://blog.yamamichi.org/2008/10/post-051e.html
「風水山道」の記事「レッドクリフ」
映画「レッドクリフ」って、要するに「三国志」の「赤壁の戦い」を描いたものだ。
といっても、孔明が「赤壁」で活躍した話は「三国志演義」の創作で、本当はそれほど大きな役割はしていないらしい。というか、孔明は、同盟の使者に立っただけで、赤壁の現場にはいなかった、という説まであるという。
孔明が奇門遁甲を使ったという話は、かなり眉唾で、本当かどうか分からない。
ただ、「五丈原の戦い」で、一気に長安を攻めると見せて、陣地を築き、屯田まで始めて、何ヶ月も対峙し、結局孔明の病死で撤退する。
そのまま長安を攻めれば攻略できる可能性もあったのに、何故陣地を築いたのか?
そこらへんに、奇門遁甲を使っていた可能性を見出せるのだ。
本来の奇門遁甲は兵法であり、陣地を築く方法、つまり坐山盤しかなかったという。
そりゃそうだ、攻撃するのに、時間や方位が決まっていたら、どこでも攻撃するというわけには行かないのだ。
立向盤というのは、奇門遁甲の民生利用から生まれた方法らしい。
民生では、引越しとか、出張とか、立向が主になるからね。
それでも、軍事で「祐気取り」だけは無理があるよね。
だって、ペルシャを攻める時に立向方位を見るなら、不便なだけで、出来ないこともないけど、その前にアフガンを攻めて「祐気取り」なんて、そりゃ無茶だ。