張明澄記念館10 六壬風水その1

次は六壬風水の話。

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六壬風水」は「巒頭」に関しては「奇門風水」と内容的には何ら変わるところはありません。「六壬風水」の価値は「理気」にあり、「奇門風水」にはない「巒頭」を超える力を秘めています。 「六壬陽宅」(家相)の決め手は「職業干」にあり、同じ「屋向」と「門向」の家でもその家の「職業」によって全く異なる「六壬課式」を構成し、例えば、携帯電話ショップのような「通信業」で盛況だったテナントに、客層が近いからといって、ゲームショップのような「娯楽業」が入っても同じように盛況になるとは限りません。「職業干」とは「日干」の代りに使うもので、「通信業」なら「戊」、「娯楽業」なら「己」のように選択します。同じ向きに店舗が並んだ商店街や、テナントビルなどは、ほとんど「地利条件」が同じでありながら、流行る店とそうでない店があります。もちろん経営努力やセンスの違いが大きいのですが、店が変わったら人が変わったようになるのも、よく見かけたり経験することです。

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昔、香草社の『六壬家相』を買ったけど、そんなこと書いてなかったぞ。
そうか、佐藤六龍がカットしたのか。これが「有名な話」というやつだな。